フィンコイルとは、空気を冷やしたり温めたりする装置の一種です。エアコンや暖房などに使われています。
フィンコイルにはいろいろな種類がありますが、どうやって選ぶのでしょうか?
この記事では、フィンコイルの種類と選び方について簡単に説明します。
フィンコイルとは
フィンコイルとは、水や冷媒という液体を通すパイプと、そのパイプにつけられた金属の板(フィン)からなる装置です。パイプの中の液体が冷たい場合は、空気を冷やします。
パイプの中の液体が温かい場合は、空気を温めます。空気はファンによって吹き出されます。フィンコイルは、エアコンや暖房の室内機として使われることが多いです。
フィンコイルの種類
フィンコイルには大きく分けて二つの種類があります。一つは水を通すパイプを使う水冷式フィンコイルです。もう一つは冷媒を通すパイプを使う直接膨張式フィンコイルです。
水冷式フィンコイルは、水を冷やしたり温めたりする機械(チラー)と配管でつながっています。チラーは屋外に設置されます。水冷式フィンコイルは、大きな建物やホテルなどに適しています。
直接膨張式フィンコイルは、冷媒を圧縮したり膨張させたりする機械(コンプレッサー)と配管でつながっています。コンプレッサーは屋外に設置されます。直接膨張式フィンコイルは、小さな建物や家庭などに適しています。
水冷式フィンコイルの役割
水冷式フィンコイルの役割は、室内の温度や湿度を快適に保つことです。
水冷式フィンコイルは、水を循環させるポンプや冷水機などと連携して動作します。水冷式フィンコイルは、省エネや低騒音などのメリットがあります。
直接膨張式フィンコイルの役割
直接膨張式フィンコイルの役割は、冷媒を用いて空気を冷却することです。空気から熱を奪って冷媒が蒸発し、冷却効果をもたらします。フィンは伝熱面積を増やして効率を上げる役割があるのですす。
直接膨張式フィンコイルは、家庭用冷蔵庫やエアコンなどに使われています。
フィンコイルの選び方
フィンコイルを選ぶときには、以下の点に注意しましょう。
・必要な冷暖能力:空気をどれだけ冷やしたり温めたりするかです。部屋の広さや方向、窓の数などによって変わります。
・設置場所:天井に埋め込むタイプや壁に掛けるタイプなどがあります。部屋の形や高さに合わせて選びましょう。
・騒音:ファンが回るときに発生する音です。静かな場所や寝室などでは低騒音タイプを選びましょう。
・デザイン:見た目や色なども重要です。部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。
また、用途がどのフィンコイルに合うのか分からず困っている方は専門の業者に相談することもオススメです。
例えば、フィンコイルを取り扱っている「コーヨーラド」(http://www.koyorad.co.jp/)では、あらゆる用途に対応した熱交換器を製造してくれます。このように、一度業者に相談することもオススメです。
種類によってさまざまなフィンコイル
フィンコイルとは、空気を冷やしたり温めたりする装置の一種です。水冷式フィンコイルと直接膨張式フィンコイルの二つの種類があります。
フィンコイルを選ぶときには、冷暖能力や設置場所、騒音やデザインなどに注意しましょう。フィンコイルを上手に選んで、快適な空間を作りましょう。